2013年11月19日

「超時間の闇」

やー、面白かった。


クトゥルフものの短編小説アンソロジーでいままでにも何冊かThe Cthulhu Mythos Filesシリーズとして出てたらしいんですけど、小林泰三作品を読むために今回初購入。
加えて山本弘さんがすごく久しぶりにゲームブックを書くというのでそちらも密かに期待しながら。

そしたら山本さんのゲームブックが私にクリティカルヒットしちゃた感じ!
ネタバレを避けるために詳しくは書かないけど、ループものでかつ精神入れ替え型性転換ものかー、そーかーそりゃ好物だよね。
さらに男女別々の主人公を選んで読めるので一粒で2度オイシイ感じ。うまいわーこれ美味しいわー。

小林作品ももちろん面白かった。
過去作追っかけてる人間としては加えて「あ、あのキャラのネタここで持ってくるか」ってゆーんでニヤリ。
posted by 幾夜大黒堂 at 19:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍

2012年05月12日

「惨劇アルバム」小林泰三

眠るのを忘れて一気に読了しちゃった。面白かったー。
先ほどtwitterで感想呟いたので、以下はそれの転載で。

ikuyadaikokudou 「惨劇アルバム」読了。布団に入って少しだけ読んで寝ようと思ったのだけど、面白くてそのまま読み切っちゃった。仕方ないので再び起き出して感想を書く次第。  http://t.co/ydbcFgJ1 at 05/11 19:45
ikuyadaikokudou 「食性」とかの過去の小林泰三作品にもみられる「無茶苦茶な理屈になってない理屈をこねる人物に押しきられて困ったことになる割と理性的な人」の構図が大好きでですねー。本作中の「清浄な心象」の完璧な子供を産むために中絶を繰り返す妊婦と彼女への対処に疲弊した旦那とかニヤニヤがとまらないです at 05/11 19:50
ikuyadaikokudou しかし「公平な情景」に出てくる「31人分しか救命ボートの用意がない32人が乗った沈没船で、1名だけ助からないのは不公平だから32人全員船と一緒に沈むべき」なんてゆーよーな事、本当に言う人を私は知ってるのでニヤけつつも半分頭を抱えたりして。 at 05/11 19:54
ikuyadaikokudou SF成分はナシ、スプラッタ成分は少々、屁理屈たっぷりな感じ。楽しかったですー。 at 05/11 19:57
ikuyadaikokudou 「清浄な心象」の汚れゼロを望む母親の姿みたいなのは、ここ1年の間に同じような話をメディアでよく見かけた事ですしねー。 at 05/11 20:03



posted by 幾夜大黒堂 at 02:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍

2011年11月10日

「ハーモニー」伊藤 計劃

読了ー。素晴らしかった。

TBSラジオのDigのSF回で3冊ぐらいオススメとしてピックされてた内の1冊として知って、買って置いたんだけどそのまま積んであった。積んであったっていうか、第1章をちびちび読んでたんだけどお話がなかなか転がりはじめないので読むのが進まなかったのだけど。

2章に入ってからググっと心をえぐるように掴まれて一気読みしました。

以下Amazonに書かれてた内容(「BOOK」データベースより)のコピペ。
「一緒に死のう、この世界に抵抗するために」―御冷ミァハは言い、みっつの白い錠剤を差し出した。21世紀後半、「大災禍」と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は医療経済を核にした福祉厚生社会を実現していた。誰もが互いのことを気遣い、親密に“しなければならない”ユートピア。体内を常時監視する医療分子により病気はほぼ消滅し、人々は健康を第一とする価値観による社会を形成したのだ。そんな優しさと倫理が真綿で首を絞めるような世界に抵抗するため、3人の少女は餓死することを選択した―。それから13年後、医療社会に襲いかかった未曾有の危機に、かつて自殺を試みて死ねなかった少女、現在は世界保健機構の生命監察機関に所属する霧慧トァンは、あのときの自殺の試みで唯ひとり死んだはずの友人の影を見る。これは“人類”の最終局面に立ち会ったふたりの女性の物語―。『虐殺器官』の著者が描く、ユートピアの臨界点。

人類の最終局面の形がまさかそんなカタチだったとはー!と、とにかくビックリ。すごいアイデアだなーとひたすら感心。
こんなすごいアイデアを出せる作家さんなら今後も要チェックや!と思ったら解説文で既にお亡くなりなったと書かれていてガクーンと落ち込む。
まずは今日すぐに虐殺器官を買ってこよう、売ってなかったらポチろうと心に決めた次第。
posted by 幾夜大黒堂 at 08:13| Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍

2010年07月12日

マーベル・キャラクター大事典

デカイよ重いよ!なんだコレ?!…って感じ。

マーベルのスーパーヒーロー1000人以上を網羅した辞典の邦訳版、3000部限定生産ってコトなんだけども。こんなゴツイものが届くとは思っておりませんでした。
ウチにこんなでかいの収められる本棚無いよ!!

手近にあったバクマンさんと比べてみた。
20100712_0.jpg
31cm×26cm。B4版より高さがちょっと足りないぐらいの。
20100712_1.jpg
ハードカバーでこの厚さ。

先日買ったX-MENとかの話のつながりが判らないところをフォローする副読本として期待してたんだけど、とても気楽に読めそうもない感じ…どーすんのコレ。
posted by 幾夜大黒堂 at 12:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍

2009年09月12日

「デンデラ」佐藤友哉

ここで感想書いてる小説の類、作家に随分偏りがあるというか。
たまには違う作家さんの本も読むべきかなぁ、と思っていたので。
スルーするつもりでいた所が「また変わったネタ用意して!」と新刊紹介に心を掴まれてしまいましたわ。

紹介によると、
五十人の老婆が、奇妙なコミュニティを形成する現在の姥捨て山「デンデラ」。ある者は自分を捨てた村を恨み、ある者は生き永らえたことを喜び、ある者は穏やかな死を願う。様々な感情が渦巻く隠れ里は、一匹の巨大羆の襲来により、修羅場と化した。

だそうで。

高齢化問題が叫ばれる昨今だから姥捨てなんてゆー題材を持ってきたのかなー、なんて思いつつも。
歳をとること、死ぬこと、それでも生きようとすること、誰にでもいずれやってくる問題について考えさせる所も多々ありながら、熊との対決!なんてゆーエンターテイメント的な要素も入ってハラハラさせてくれたり。

ハードカバーなんでちょいとお高いですが、オススメ。
posted by 幾夜大黒堂 at 06:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍

2009年06月20日

「機動戦士ガンダムUCG」

読了。
個人的に引っかかる所はちょろちょろとありますが。
ホラ、わたくしガノタなモンですから。基本的に全肯定モードで読んでおりますよ。

引っかかってるトコロのいちばん大きいトコが「サイコフレームの光」が1回こっきりの奇跡じゃなくて、再現性を持っちゃったところかなぁ、と。
今までZの「俺の体をみんなに貸すぞ!」と同じく例外的なオカルトとして処理してきたんだけどな。
何か屁理屈考えないと落ち着かないじゃないか…。
オレ設定だと「Mクラフトは実は斥力場を生成」してるので、もうちょっと捻れば落ち着きそうなんだけど。
この際死人の思惟が宇宙に残る屁理屈を考えてみようかねぇ。

屁理屈ついでに。
posted by 幾夜大黒堂 at 16:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍

2009年06月14日

「現代萌衛星図鑑」しきしまふげん

同人で人工衛星の擬人化絵を描いていらっしゃったお方が商業進出か!おおう!
しかも、発売をかぐや最終ミッションに合わせたのかっ?
てことで早速買ったわ。

感想を一言で言うなら、
泣かせるのが巧いなコンチクショウ!
って感じですよ。
絵面だけの擬人化じゃなくて、衛星の"人生"を綴る擬人化なのよね。うまいよなぁ。

個人的には取り上げられてる衛星の一人に縁があるのでなお読んでて嬉しい感じも。

広報ページも立ち上がってますのね。
 → http://teardrop.weblogs.jp/satelliko/
posted by 幾夜大黒堂 at 10:41| Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍

2009年04月09日

「臓物大展覧会」小林泰三

読了ー。
タイトルからして、どんだけスプラッタ方面に行くんだろう?とビクビクしながらページをめくるも、「うっわグロッ!」と思ったのは「透明女」ぐらい?(あくまで私見だけど)
 ⇒amazon
結構SF成分が多い、つーか理屈こねこね系短編集。2キャラ対話で話が進むあたりは玩具修理者を思い出します。


特に好きなのは「ホロ」と「悪魔の不在証明」。
「悪魔の不在証明」で、キチンと論理的に相手を言い負かそうとしている男がむしろ周囲に"感じ悪い"と思われちゃう、ってくだりが一番不安感をあおられた。実際ありそうで怖い。
バカバカしいノリの「SRP」もキャラが立ってていいですねー。
posted by 幾夜大黒堂 at 04:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍

2008年11月02日

「ヘルボーイ:プラハの吸血鬼」マイク・ミニョーラ

夏発売だったのを今頃になって気が付いて購入。
だってジャイブのアメコミ邦訳シリーズ、前のスーパーマン:フォー・トゥモローから2年も間があいてるんだぜ?
チェックするのも忘れるってば。
以前はアメコミ原作映画が国内で封切されるタイミングで邦訳本が出たりしてたけど。最近はそういうのサッパリ無いよね。トランスフォーマーもアイアンマンも出ないなぁ。残念。
ちょっとぐらい高くても買うよー?

最初にヘルボーイを読んだときは「オカルトなナチス+クトゥルフ」なイメージだったのだけれど、今回なんかは世界の妖怪話みたいな?(第2章ってことなのか)
だんだんヘルボーイと鬼太郎の距離が縮んできたかも。
誰か同人で「ヘルボーイVS鬼太郎」描いてくれないかな。


あとやっぱり買い忘れてた「ぼくらの」と「放浪息子」の新刊も購入。ニヤニヤしながら読んだ。
posted by 幾夜大黒堂 at 21:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍

2008年09月23日

「スカイ・クロラ」森博嗣

劇場公開前に読もうと買ってそのまま積みっぱなしでした。
往復の電車の中で読了。

読み始めたらあっとゆー間で面白かったんだけど。
ドコが面白いのかと問われると…ちと答えるの難しい。
全編あまり普通の人ではなさそな主人公の1人称で語られるんだけど、その主人公の思考と読者の思考のギャップが面白いのかも。

映画はまだ見てないけど、押井監督作品だよってのは何となく納得できる感じ。ケルベロス観たときに近い感触があったので。
posted by 幾夜大黒堂 at 03:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍